26.08.22 雑記
26.08.22 (金) 今日は京都市美術館で開かれている「バルテュス展」などを見てきました。ビカソを始めエライ人達が色々褒めていますが、私的にはつまらなかったです。
少女が太ももを露わにしている絵が何点かあり(パンツまで見せているのもある。)、事前にチラシで見て「まるでエロ本の挿絵みたいやないか。ピカちゃんはスケベやから仕方ないにしても、どこがエエねん。」と思いながら行ったのですが、初期の作品として「嵐が丘」の挿絵が沢山展示されているのを見て、納得がいきました。作者はきっとこれを作ったときの心情がずっと尾を引いて(習性化して)深層心理に後々まで影響を与えたのではないかでしょうか(あくまで推測です。)。 またほかの作品にしても、人物はまるで「静物」のようで、表情が全然活き活きとしていません。
「『このうえなく完璧な美の象徴』である少女のいる部屋…」という解説もありましたが、上村松園さんの絵が好きな拙者には、松園さんが描く凜として内面の覚悟と矜持が目にも姿勢にも迸る彼女たちにこそ完璧な美を見いだしますが…。
「20世紀最後の巨匠」に失礼かもしれませんが、私は以上のように感じました。
なお、同展では、エンピツによる素描…特に「自画像」…がよかったです。
このあと、お向かいで「うるしの近代」を見ましたが、こちらが今日の本命。多数の素晴らしい漆芸品や神坂雪佳、浅井忠らの作品にも接することが出来て大満足でした。
写真は、昨日の夕景。雲の形はともかく、焼け色はとてもよかったです。カミさんの話しでは、朝5時過ぎも東~南の山(の稜線)が真っ赤だったそうです。
18:46
18:29 最初は、遠くの水田の上に靄が立ち始め、これは珍しいことだと撮り始めたのですが、
18:46 みるみるうちにこんなになりました。(1カット目と同時刻ですが、方向が異なります。)
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コメント
おはようございます~
燃えるような夕焼け
怖いぐらい綺麗ですね。
私も写しましたがもう少しあとのようで
このような見事な夕焼けとはいきませんでした。
同じ夕焼けを見ていたようです。
別ブログ「気まぐれ写真」に掲載しています。
宜しかったら見比べて下さいね。
投稿: 彩 | 2014年8月23日 (土) 05時50分
彩さん、おはようございます。
凄い焼けでしたね。朝も凄かったと聞いていたので、何かの異変と関係があるのかとの不安もあったので撮ってはみたものの、雲の形がよくないので、写真的には面白くなくてアップするのは止したのですが、実は何を隠そう、彩さんのを見て、やっぱり凄い夕焼けと思った人がいてはるんやと刺激され、バルテュスの所感を書くついでにアップした次第です。彩さんの後追いでした。マネして済みません。なお、撮影時刻は18:46でした。
投稿: ズボラッチ | 2014年8月23日 (土) 08時00分